シュヴァルツヴァルトはドイツ語で黒い森を意味します。ドイツ南西部の約160kmにわたって広がる針葉樹林帯で、上空から眺めると黒く見えることからそう呼ばれるようになりました。「このスウェットを作るにあたってこだわったのは目面です」と代表の南方さん。「編み目の一本一本を際立たせ、それが集まることで黒の深さを表現する。そのイメージがシュヴァルツヴァルトと重なったんです」
じつは今回、日本での発売前に、いくつかのアイテムが米・ニューヨークで行われた先行展示・販売会へ参加する機会に恵まれました。その際"シュヴァルツヴァルト"という名前で会場に並んだ本作。NYのお客さんにも好評で早々に購入者が現れたといいます。「チャンピオンのヴィンテージをアップデートするコンセプトが受け入れられたようで嬉しかったです」
前回グレースウェット編で製作された「あまいごま塩」をベースにし、1950年代のチャンピオンスウェットを現代的にリアレンジ。キーデザインだったごま塩をベタ黒にすることで、さらにシャープな印象が引き立つ仕上がりになりました。もちろん評価が高かったエアリーな着心地、裏毛のふわふわとした肌触りはそのままです。
今回のラインナップで最もオーソドックスながら、新しさを感じる一枚。今から100年前のニューヨーク州で産声をあげたチャンピオン、そんな古き良きアメリカを想像させ、現代のニューヨーカーにも認められた本アイテム。シュヴァルツバルトから「NEW YORK JOG」 へ名前を変え、Begin Marketに登場です。「ジョギングのジョグですね。スウェットはもともとトレーニングウェアなので、これを着てNYを走ってもらえたらと思います」(笑)